成功する方法=自分だけの「時間」と「空間」を持つ
部屋を改良して成功するための法則
前回までの投稿で、8つの項目により、あなたの部屋が人生に成功をもたらすための基地になっていない理由を述べてきました。
いかがでしたか?
今までの人生で身に覚えのあることや、思いがけず痛いところを突かれてドキッとした方も多かったのではないでしょうか?
つまるところ、「部屋」というものの存在意義は何なのでしょうか?
簡単に言うと、部屋を構成している要素は何でしょう?
柱や床、壁紙等々、という意味ではありません。
部屋の重要な要素は、「時間」と「空間」です。
それも、一人だけの。
一日24時間ある中で、少しでもいいので、良い意味で「孤独」な時間とスペースを持つことは大変有意義なことです。
しかし、現代人はこの二つをとてもおろそかにしがちです。
「仕事や家庭のことで毎日忙しくて、とても趣味の時間が取れない」と言いながら、以前に挙げたテレビやマンガ、ネットなどにかなりの時間をつぎ込んだりします。
これも、すでに述べた、「時間の浪費」です。
また、「捨てるのはもったいないから」という理由で、二度と使うことがないようなものを後生大事に取っておき、デッドスペースを作っていたりもします。
もうお分かりでしょう。
これは、「空間の浪費」です。
あまりピンとこないかもしれませんが、空間にも「消費」「投資」「浪費」があるのです。
そのうち、「浪費」はすぐに想像できると思います。
ゴミは当然のこと、先のように今後使うことがないものや不必要なものを置くことは、浪費以外のなにものでもありません。
では、「消費」とは?
これは、「好きなものではないが、生活に必要だから置いているもののスペース」だと言えます。
例えば、部屋を快適な温度に保つためのエアコンやヒーターを設置している場所。
衣類を入れているタンスやクローゼットのスペースなどがそれに当たります。
そして、最も大事な「投資」。
これは人によって異なるのですが、まず共通するのが、ここのテーマでもある「机」が置かれたスペースです。
ここは、未来を良い方向へ変えていくための基地となる点で間違いなく投資になります。
次に、多くの人にとって投資となるのが本棚・書庫です。
自分の好きな分野や興味のある分野に関して書かれた本や雑誌は、それ自体が投資です。
したがって、その書籍を並べて保管されたスペースも将来への投資と言えます。
社長室や、成功者の書斎の多くが、立派な机と壁一面の本棚を有している理由が分かりますね。

しかし、ここからは千差万別です。
基本的には、その人の大好きなことに関する物であれば、それを保管しているスペースは概ね投資と言っていいでしょう。
私は、これにもう一要素加えたいと思います。
それは、その大好きなことが、あなたの将来にとって何らかの利益をもたらすことです。
何らかの利益、といってもピンとこないことでしょう。
それは、その大好きなことがやがて自分のビジネスとなり、収入が入ってくることかもしれない。
または、良い人脈がどんどん広がっていくことかもしれない。
収入はなくとも、残りの人生のすべてをかけて取り組むことができるライフワーク。
没頭することで疲れが癒され、健康になっていくこと。
同様に、その活動が美容に良く、若返っていくようなこと。
自分の活動で周囲の人が喜んでくれて、その顔を見て自らも幸せを感じるようなこと。
活動自体は少し辛くとも、結果として自分のスキルや人間性が飛躍的に高まるようなこと。
これらは全部、形は違えどあなたに利益をもたらしています。
できるならばこうしたものに、限られたスペース、空間を使うべきなのです。
ここでひとつ、誤解があってはいけないので補足を。
先ほど、衣類に関するスペースは「消費」と言いましたが、そうでない方も大勢います。
そうです。ファッションやおしゃれが大好きな人は、当然投資のスペースとなります。
自分のお気に入りの服や帽子などを、部屋の中のかなりの空間を使って、きれいにカラフルに並べていれば、それだけで楽しくなるに違いありません。
朝出掛けるときも、それらに囲まれてどれにするか楽しく迷い、一日をシミュレーションしながら選択してコーディネートしていくことは、心躍る瞬間と言えるでしょう。
このように、部屋というのは置くモノの選別や配置、そして過ごし方によっては、毎日少しずつ投資しているといっても過言ではありません。 そして、その積み重ねにより1年後、数年後には大きな差となって表れてくるのです