運気が急上昇する机や椅子の配置!人生が好転する書斎づくり⑦

すべてのモノを「背表紙」で可視化する

 前回投稿までのノウハウによりデスクで決裁を行い、不要なモノをスパッと処分し、好きなモノや意義あるモノに新住所を与えていった結果、あることに気づかれると思います。


 そうです。

 最初にあったモノの量が激減するのです。


 おそらく、前項の判断基準にしっかりと照らし合わせていったならば、ゴミ袋の量は相当なものになっているのではないでしょうか。

 もうお気づきでしょう。

 人生で、”本当に”好きなモノ、意義あるモノというのは、実は数少ないのです。

 「最愛の人」が何人もいるわけはないのと同じです。 


 しかし、あまりモノが減っていないという方も落ち込む必要ありません。

 作業を進めるうち、また見直すうちに必ず減っていきます。

 そして不要なモノを処分していく行為に、快感にも似た感情を抱くようになればしめたものです。

 不要なモノや、したくもないことで忙しくしてしまった日常により埋もれていた「本来の自分」を、再発見することになるでしょう。


 ところで、この場合、ゴミ袋がなくなってしまったから作業は一旦中断というのが一番バカバカしいことです。

 コンビニでも売っています。

 全種類、大量に購入しておきましょう。

 そして、直近のゴミの日をカレンダーや手帳にメモしておき、その日がきたら確実に捨てるようにします。

 今までにないほどの大量のゴミ出しをしたあなたは、何かこう、「厄が落ちた」ような清々しい気持ちになるに違いありません。

 事実、要らないモノを大量に捨てると運気が上がります。

 これは、証明しろと言われると困ってしまいますが、私の経験上、真理だと思います。

 「不要なモノを捨てることによって、新しい運気を呼び込むスペースができる」と言えば良いでしょうか。



 以前 挙げた「福の神」の例で言いましょう。

あなたが、大量のお金や良い情報、人脈を持っている福の神だとすると、

 ・ゴミや不要なモノが一切なく、キレイに清潔に片付いている家

 ・ゴミや、使ってないモノだらけで、雑然として不潔な家

 のどちらに訪れたいでしょうか。

 答えは、自ずと明らかのはずです。


 こうして、部屋と人生が変わり始めたあなたに、次のステップです。

 デスクによる決裁作業を経て残したモノを、「背表紙によって可視化」するのです。

 本を考えてみるとわかりやすいでしょう。

 本というのは、きちんと立ててタイトルや著者が見えるようになっているのが一番良い状態です。

 本自体も喜んでいます。

 なぜなら、「背表紙」とは言いつつも、それはむしろ本の「顔」だからです。


 人間も同じです。

 誰しも、人にはちゃんと自分の顔を見てもらいたいし、自分も周りの景色を見たいのが当然です。

 そうやってきちんと顔が見える状態で、著者別・出版社別・カテゴリー別、というように、並べる順番は持ち主の自由となるわけです。

 中には一切カテゴリー別等に分類せず、シンプルに、読んだ順番に本棚に並べている方もおられます。

 これも大変実用的な整理法だと思います。

 こうして、本と同じように他のモノも背表紙が見えるように配置するのです。

 当然、本ではないので背表紙などありません。

 これはつまり、「モノをモノで隠さない」ことと、「どこか一部分でいいからそのモノを認識できる所を表面に出すこと」を意味します。


 本を横にして上に積み重ねたり、服を脱ぎ捨てることによって服の下に別の服があったりすると、必要なときにすぐ取り出すことができません。

 この状態は最悪です。

 本棚やタンス、ラックなどを使って、オフィスにあるモノの顔が見えるようにするのです。

 すると、必要なときには即探せるため、ストレスが消えます。

 もっと言うと、探す必要さえなくなります。

 いつも定位置で顔が見えていて、なおかつあなたのデスクに向いているのです。

 あなたも、もう景色として場所を覚えてしまっているため、そのモノが必要になったときは、場所を思い出す前にそれを手に取っているでしょう。 

 もうお分かりだと思いますが、この作業もスピードを重視して下さい。

 とにかく、長考や停滞が利益を生むことはありません。

 デスクで手に取ったものが、好きか有意義と感じたのなら、そのままデスクから、最も良いと思われる場所を直感で決定し、そこを定位置と決め、本の背表紙のごとく一部分でも見える状態に置く。終わったら再びデスクに戻り、同じことをひとつずつ繰り返す。

 この一連の行動を、モノひとつにつき30秒以内で行って下さい。

 必ずできます。

 むしろ、慣れてくると、そして快感になってくると、ひとつ30秒は長すぎるぐらいです。

 ただ、モノによってはどうしても即決できないモノがあるため、上限を30秒としました。

 この工程を終えたあなたは、以前の「部屋」とは全く違った、新しい「オフィス」またはスタディ(書斎)の誕生を目にするでしょう。


 ひととおりやったのに、大きく変わっておらずがっかりした方も、大丈夫です。

 一度ですべてうまくいくはずがありません。

 もう一度、デスクでひとつずつ手にとって決裁していけばいいのです。

 または、再びモノを全部オフィスの外に出すところから始めてもいいでしょう。

 あきらめず、何度でも楽しみながらやってみて下さい。


 こうして手に入れた素晴らしい空間は、自分にとって「好きなモノ」か「人生に意義あるモノ」しか存在せず、その上、それら全部が顔を見せてくれています。

 このような空間にいて、気持ちが良くならない人がいるでしょうか。

 そこは、とてもクリエイティブな空間でもあり、あるときは真の意味でリラックスできる空間でもあります。

 そうです。あなたの、成功への環境が整い始めたのです。

Follow me!