苦手な人との人間関係を変える方法
恐い人・威圧的な人・攻撃的な人・批判的な人への対処法
「 人間関係とは、エネルギーのやり取りである 」
この言葉を聞いて、
「確かに」
と思ったあなたは、自覚しているとおり、かなりエネルギーを失っている人です。
つまり、かなり“まいって”しまっているはずです。
原因となる人間関係はといえば、基本的に
恐い人
威圧的な人
攻撃的な人
批判的な人
によっていつもやられているということになります。
そしてその関係から発生する悩みというのは、相手は違っていても、長くあなたを同じ苦しみに追いやってきたのではないでしょうか。
なぜなら、それがあなたの“体質”だからです。
体質ですから、ちょっと気分転換をしたり、良いアドバイスをきいてちょっと実行したからといって、根本的なところが変わるわけではないのですから当然です。
言い換えれば、あなたは普段から
人の目が気になり、
周囲の人が自分をどう思っているのか心配であり、
誰かから攻撃・批判されやしないかとオドオドする
という習慣から逃れられないため、人生を堂々と生きていくためのエネルギーが少なくなっているのです。
では、攻撃的・批判的な人があなたからエネルギーを直接奪っているかというと、そうではありません。
意外に感じるかもしれませんが、違うのです。
あなたが、『勝手に』エネルギーを失くしているのです。
そんなバカな、ですよね。
では、想像してみましょう。
あなたが「威圧的・批判的・攻撃的な人」だったとして、目の前のオドオドしている人からいくらかのチカラを得て、元気になった気がするでしょうか?
答えは「ノー」のはずです。
目の前の人が元気を失くす様子が見てとれたとしても、あなたが反対にそのエネルギーを奪って元気になっていく、などということは想像できないでしょう。
イライラなどの怒りのエネルギーが湧いてきたとしても、それは目の前のオドオドした人から奪ったものではないということは容易に理解できると思います。
つまり、人と対面したときに“エネルギーの増減”という現象は確実に起こるわけですが、それは自分の中の『エネルギーバンク』とでも言うべき、内部でのやり取りによって起こるというわけです。
とはいえ本書を手に取られているという時点で、冒頭でも触れたようにあなたは現在かなりエネルギーロスの状態だと思います。
「早くエネルギーを取り戻し、もっとイキイキした自分になりたい」という気持ちが強いのではないでしょうか。
自分の人生なのに、どこか“他人の人生の脇役”として生きている感じさえしているかもしれません。
いつも人の目や機嫌が気になり、主語が「自分」でなくなっていませんか?
これは、本当に悲しいことであり、もったいないことです。
あなたの人生は脚本・監督・主演、あなたです。
演出もプロデューサーも、あなたです。
エネルギーを失ってしまっている、『苦手な人との人間関係』をガラッと変え、本来のあなたを取り戻しましょう。