知っておきたい!部屋を変えて運気が上がる方法②

 キッチンやバス・トイレ以外にはワンルームしかない、という方にとっては、窓を背にしてデスクを入り口向きに配置すると、部屋の中の大半のスペースがなくなるでしょう。

 「これじゃあテレビを置くスペースもないし、置いたとしても、落ち着いて観ることもできやしない」と思われるかもしれません。

 そこで、提言します。

 あなたの夢を実現させたり、今よりも少しでも充実した人生にしたいと思っている人は、テレビを撤去しましょう。

 前にもお話しした通り、テレビはあなたの貴重な時間をとてつもなく奪うのです。

 時間とは、言い換えれば「人生」とも言えます。

 つまり、あなたは命を奪われているのです。


 ウソではありません。

 あなたはこれまで、「帰宅して部屋に戻ったら、とりあえずテレビをつける」という生活を何年続けてきましたか?

 その習慣ときたら、スイッチを入れたら最後、結局、無意味かつ無目的にダラダラと何時間も経過しているというのが定石だったはずです。

 つまり、一日数時間 × ○年 = 膨大な時間

 を浪費してきたのです。

 それはあなたの命を奪われたに等しいのです。

 繰り返しますが、お金の浪費はまだ取り返すことが可能です。しかし、時間の浪費は絶対に取り返しがつきません。 

 ですから、時間の浪費の筆頭要因であるテレビは、部屋には置かないことです。

 大丈夫。

 いざなくしてみると気づくはずです。

 「意外と、なくても支障がないぞ」と。

 あなたが、「テレビがついているのが当たり前の生活」に慣れたように、一定期間続けると今度は「テレビ等、余計な音(情報)がないのが当たり前」になります。

 確かにテレビは素晴らしい娯楽のツールです。

 ですからそれは、あなたが家族を持ち、家族で団欒したいときの一手段と割り切ってみてはいかがでしょうか。

 ひとつの意欲になるはずです。

 つまり、テレビを置くのに最も適してるのはリビングであり、人生を変えていく基地となる書斎にあるのはジャマ以外の何物でもありません。

限られたスペースを最大に生かす方法

 「人生を激変させる荒療治」で、すべてのモノを外へ出し、上手に新住所を与えて整理することができたでしょうか?

 もし、「うまくできなかった」、「途中で止まってしまった」という方がおられたら、少しコストはかかりますが、とっておきの方法を紹介します。


 壁片側を、一面収納スペースにしてしまうのです。

 当然、窓がない側の壁が良いでしょう。

 具体的には、家具屋さんで売っている書棚を利用します。

 奥行き30センチ、横幅と高さはそれぞれ90、120、150、180、210センチと各規格がそろっている商品があります。

 この書棚の便利なところは、横幅が約30センチ間隔で仕切られていて、その間の棚板を、好きな高さに数センチ間隔で変えることができる点です。

 これだと本だけでなく、いえ、むしろ本以外のモノを自由自在に収納できます。

 服や下着、各種書類、パソコンやAV機器関連のコードや電池、スマホ、カメラ、時計等々、とにかく何でもスッキリしまうことができるのです。


 ご紹介した「背表紙によって可視化」する方法も、ここへ立てて置くことによって簡単に実現します。


 服類なども同じ大きさにたたみ、整列させて置くことにより、どこに何があるか文字通り「ひと目で」分かるようになるため、ストレスがありません。


 「自分はタンスに、きれいにモノ別・カラー別・季節別に分けて収納しているから必要ない」という方も、ぜひそれをこの書棚でやってみて下さい。

 持ちモノがすべて、普段から見える場所にあって、簡単に見渡せることの気持ちよさを実感されるでしょう。


 騙されたと思ってそういった書棚を、投資と考えて買ってみて下さい。


 私はそういった家具屋さんのまわし者では決してありませんが、その際、やはり最も大きいモノを買うのが良いと思います。

 カラーも何種類か用意されているので、好みのものを選びましょう。

 横幅は部屋のサイズに合わせて、120センチ幅の品を2つとか、150センチを2つ、また120センチと150センチをそれぞれ買って連結して置く、というのも良いでしょう。


 高さに関しては、目一杯使って下さい。

 最も天井に近いサイズを買い、付属のつっかえ棒を使って、地震時の転倒防止対策をしっかり行いましょう。



 こうすると、片側の壁一面が完全に収納だけのスペースになります。


 先ほどの、タンスの中へキレイに収納しているという方も、タンス類を置くことで、いかに部屋を四角く広く使うことができなくなっていたかがお分かりになると思います。

 この、巨大な収納スペースを確保した最初のコツとして、まずは何も考えず、持ち物を全部詰め込んでしまうのです。

 特に、いま床や畳に置いているものはすぐに、この壁面収納へ移しましょう。


 こうなると、床面に何もモノがなく、有効面積が四角くなった部屋にデスクだけが存在するという、完璧な書斎(基地)が実現します。

 そして、「床面にはモノを置かない」ことを死守しましょう。 

 なってみると良く分かりますが、この状態はとても気持ちいいものです。

 考え、すべての物・事に決裁を下すためのデスク。

 自分の好きなモノだけが、背表紙を見せて棚に並ぶ本のようにズラリと見渡せる状態。

 そして、床はもちろん壁にも、要らないモノが一切ない。

 これはもう、社長室です。


一見何もモノがなく、ムダと思える空間こそ宝

  基本的に、存在するのはデスクと壁面収納だけの書斎。

 そしてその収納に、持ちモノすべてが収まって、スッキリと片づいている。

 収納スペースに整然と並んだモノはといえば、自分にとって大好きなモノと、人生に意義あるモノだけ。 



 どうですか?

 とってもカッコいいと想いませんか?

 おめでとうございます。

 これであなただけの書斎、つまり、今後のあなたの人生を変えていく「基地」が出来上がりました。


 何だか殺風景になって味気ない、と思った方。

 そんなことはありません。

 むしろ、好きでもないモノや意味のないモノを身の回りにちりばめて、たれ流しの、どうでもいい情報があふれる中、つまらない時間をダラダラ過ごすことになる空間の方が、よっぽど無味乾燥なものです。 

 あなたが作り上げた空間は、洗練された、とても生産的かつカッコいいスペースなのです

 自信をもって下さい。

 書斎に残すと決めたモノは、あなたにとって大事なモノばかりです。

 今日からは、それらについてもっと深く関わるようにしましょう。

 具体的には、その大好きなモノについての本や雑誌を買ってきて、深く調べてみる。

 イベント類があれば、距離や経費に関係なく、出掛けて参加してみる。

 人物であれば、実際に逢いに行く。


 いろんなアプローチの仕方があると思います。

 大事なのは、ただ傍観するのではなく、参加や実践という「行動」を起こすことなのです


 少しずつであっても、人生は変わります。

 反対に、書斎といっても結局何も好きなモノや意義あるモノなんて残ってない、という方も、心配しないで下さい。

 「自分には何もない」なんて悲観する必要もありません。

 絵画で言えば、真っ白なキャンパスを持っているようなもの。

 今からどうにでも描くことができるのです。


 だから、むしろ喜ぶべきことなのです。

 何もない空間というのは、意味がないことではなく、意味や価値を生み出すために絶対欠かすことのできない、宝のようなものです。

 私は、古いモノをドサッと処分すると厄が落ち、新しい運を呼び込むスペースができると考えています。

 ですから、何もない空間というのはとても縁起の良いスペースと思うようにしましょう。 


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