運気が急上昇する!机の向きを変えて人生が変わる方法③
「デスク」「チェア」と呼ぶことによって「オフィス」となる
前回からの続きです。
こうして机を用意し、全体を見渡すことができるようになると、部屋はその機能を変え始めます。
心からしたいとは思ってもいないことを、漫然としながら時間を浪費する場所だったものが、意義ある時間と空間を満喫し、休みたいときは真の意味でのリラックスを手に入れられる場所へ変貌を遂げるのです。
そのための次のステップとして、呼び名を変えましょう。
・机 → デスク
・イス → チェア
これだけです。
あまりにあっけなくて拍子抜けするかもしれませんが、効果はてきめんです。
なぜなら、呼び名というのは心理的な変化を生む、とても重要なファクターだからです。
皆さんも経験があるでしょう。
学生時代、名字で呼び合っていたクラスメートが、ある日急にどちらからともなく名前で呼ぶようになる。
すると、それまでより格段に親近感がわき、「友達」としての認識が強くなります。
友達になったから名前で呼ぶようになる、ということもあるでしょう。
しかし、呼び方を変えることで距離が縮まるということの方が多いと私は思うのです。
もっと良い例が、恋人や、好きな人との関係です。
幼少期を除けば、最初は当然「鈴木さん」「佐藤君」のように、名字に「さん」や「君」付けだったしょう。
それが、好きな相手だとやはりそのままではイヤだなと思うようになる。
なんとか二人の、心の距離を縮めたいと考えるのです。
そこで、意を決して、あるとき会話の中でスッと「キョウコさん」「ミナちゃん」、「ジュンくん」「タカシ」と、名前で呼んでみる。
呼んでみたその瞬間、相手の反応はどうかと自分も固くなるかもしれない。
呼ばれた相手も、あるかなきかの戸惑いを表情に出すかもしれない。
それでもそこからは、その呼び名がスタンダードになります。
そして、相手も自分のことを名前で呼び始めたらしめたものです。
二人の距離と関係が加速度的に親密になっていき、人生が素晴らしいものとなるのです。

たびたびすいません。話を戻しましょう。
「デスク」と「チェア」もこれと同じです。
少し例えの種類が違うように思われるかもしれません。
しかし、呼び方によってそのモノの捉え方やイメージが変わるという本質部分では、共感を得ていただけるのではないでしょうか。
では、なぜ「机」と「イス」ではいけないのか。
誤解して欲しくないのですが、この呼び方は、一種の「作業場」のような印象を伴います。
そこで行われる行為に、義務的でカタく、何か暗いものを感じませんか?
対して、「デスク」「チェア」だとどうでしょう?
これだと、置いてある空間は「オフィス」や書斎の英語版である「スタディ」といったイメージとなり、そこで行われるワークは、なにかこう、建設的で明るく、スマートな感じがしないでしょうか。
今日から、こう言いましょう。
「ヒロシ、母さん今日の新聞探してるんだけど、あなた知らない?」
「ごめん、オレのデスクにあるよ」
「ユミ、あなたに就職説明会の郵便届いてるわよ」
「ありがとう。私のデスクに置いといて」
どうですか?
何か、カッコいいビジネスパーソンのような気がしてきませんか?
こうなると、その「チェア」に座り、「デスク」で行うワークは、大企業の社長や会長、チェアマンやCEOが行う経営判断や決裁のように思えてきます。
自分の人生に必要なものを見極めて今後に活かし、不要なものはスパッと、カッコ良く切り捨てる。 そういった判断を行っていくオフィスとなるのです 。