机の向きで運気上昇!部屋を書斎化して人生が変わるステップ②
出世する机やイスの配置とは?
そうです。
「机の向きを変えて人生を変えましょう」と言いましたが、部屋に机がないという方も大勢おられるでしょう。
こういった方には、有無を言わさずこう言います。
「安いものでも構わないので、机とイスを買って置いて下さい」
最初は何だっていいのです。
なるべく良いものを見つけてからとか、適正な位置がなかなか分からないとか言って、行動しないことが一番もったいないのです。
100の成果を求める人は、一気に100得ようとします。
または、30、50、80、100とトントン拍子で進むことを望みがちです。
そして、その大きな成果を求めるあまり、トータルでとても労力が要ることを感じながら、結局最初の一歩を踏み出すことさえしないのです。
0と1の間は、1から100までの距離よりも遠いもの。
その代わり、0から1の大いなる一歩を踏み出した人は、大丈夫です。
一歩が二歩、三歩四歩とやがて勢いがつき、飛び飛びではないにせよ、それでも成功まで加速していきます。
話を戻しましょう。
机とイスがないということは、「考える」時間を持っていないということに等しいのです。
「考える」ということをしない人に、より良い人生がやってくることはありません。
人間だけに、神様は考える能力を授けてくれました。
その特権を放棄することは神様に失礼であり、何よりもったいないことです。
何も本格的な家具屋さんに行く必要はありません。
最寄りのホームセンターに、気軽に入ってみましょう。
いろんな種類の机が売られています。
それこそ、ピンからキリまであります。

しかし、ここで注意して下さい。
いくら部屋が広くとも、金銭的に余裕があろうと、前に述べた通り、前面にウォールがあってその上に本棚スペースのあるものは選択肢から除外して欲しいのです。
最近ではこういった学習机タイプでも、このウォール部分がないものや、用途に応じて取り外せるものも出ていますので、参考にして下さい。
また、もうひとつの問題として、この本をお読みの平均的日本人の方であれば自室がそんなに広くはないと思います。
8畳サイズあれば広いでしょう。
普通で6畳。4畳半も珍しくないかもしれません。
そして、平均である6畳サイズでも、一軒家の中のひとつが自分の部屋という場合と、ワンルームアパートのようにキッチンやバス・トイレを除けば、その6畳の部屋が全居住スペースという場合もあるでしょう。
いずれにしても、これまでの「自分の部屋」の在り方や概念を一新する気概を持って下さい。
こうした住宅事情を考えて、やはり最初は小さいサイズの机がお勧めです。
後に述べるように、人生の価値観とライフスタイルが上がっていくのに応じて、机が出世していく快感も味わえるという効果もあります。
したがって、折りたたみ式の机やイスでも構いません。
これだと、先ほどのワンルームアパートのようにどうしてもそこで寝るスペースも確保しなければならない方も、就寝時になればたたんで部屋の隅に置くことができます。
あれこれ悩まず、感覚的に気に入ったものを買って帰りましょう。
そして、帰ったらひと休みすることなく、すぐに包装のダンボールや袋を破り、前項の通り、入り口や部屋の中心を向くような場所に仮置きするのです。
この勢いが大事です。これまでのダラダラした生活を破壊し、成功へ向けて加速するのです。
ここでもうひとつ注意して欲しいことがあります。
イスを必ず買って欲しいのです。
「ウチは畳だから、イスは置かず、ちゃぶ台サイズの四角い机だけで十分」と思っていた方も、下に敷くポリエチレン製などのシートと一緒に、イスも購入して下さい。
これは、第一章でも述べた通り、正座やあぐらなど、床や畳に直に座る場合は、「ダラけオーラ」にどっぷり浸かるからなのです。
せっかく机を用意して、書斎や社長室のように配置しても、これまでの生活と同じ高さと目線では、人生は変わりません。
肝心なのは、部屋全体を少し高い目線で俯瞰することによって、物事を客観視していくことなのです。
